2022.11.15
古い機械の解体_2
長く更新ができませんでしたが、
8月から色々と多忙になってしまい、9月10月は毎週2日
東京出張の日々を過ごしておりました。
それ以外にも日本規格協会との共催しているセミナーが
5年毎の更新期になっており、全国主に九州地区の開催地に出向き
この5年間の全日本畳事業協同組合の運営について
話をさせて頂いております。
そんな中、合わせて自宅のリフォームも少し行い、
長年、古くてストレスのあった工場をコンクリート打ちしたり
今年は断捨離の年になりました。
そのために
暇を見つけては油に塗れながら、解体。
これは畳縁を縫い付ける機械。
ギヤには空回り防止の芯棒が打ち込んであり
解体は容易ではありません。
ドリルやグラインダーも使わないとダメです。
しかし本当に良く考えて作られているなあと感心します。
長年の汚れが固まってしまうのは、油を注す機械の宿命でしょうか。
重くて長い鉄骨部分は車に載せるのが大変でした。
これは直前まで使用していた畳表を畳床に縫い付ける機械。
何度も壊れては修理をして、電源の配線を全て自分で
やり直した事もありました。
それがその都度ちゃんと復活してくれ、一番愛着があった機械。
最後は空圧を制御するソレノイドバルブがダメになり、
交換を考えて部品の発注までしたのですが、
各所から僅かなエア漏れがあった事もあり、
流石にこの辺りでお勤めご苦労様とさせて頂きました。
昭和59年製。
人間に例えると80歳現役と言ったところでしょうか。
38年も同じ機械を使う畳屋さんなどなかなか居ません。
解体中、最初の頃キツかった仕事の記憶などが幾つも頭を過ぎり、
相棒との別れの儀も十分に行えたと思います。
8月から色々と多忙になってしまい、9月10月は毎週2日
東京出張の日々を過ごしておりました。
それ以外にも日本規格協会との共催しているセミナーが
5年毎の更新期になっており、全国主に九州地区の開催地に出向き
この5年間の全日本畳事業協同組合の運営について
話をさせて頂いております。
そんな中、合わせて自宅のリフォームも少し行い、
長年、古くてストレスのあった工場をコンクリート打ちしたり
今年は断捨離の年になりました。
そのために
暇を見つけては油に塗れながら、解体。
これは畳縁を縫い付ける機械。
ギヤには空回り防止の芯棒が打ち込んであり
解体は容易ではありません。
ドリルやグラインダーも使わないとダメです。
しかし本当に良く考えて作られているなあと感心します。
長年の汚れが固まってしまうのは、油を注す機械の宿命でしょうか。
重くて長い鉄骨部分は車に載せるのが大変でした。
これは直前まで使用していた畳表を畳床に縫い付ける機械。
何度も壊れては修理をして、電源の配線を全て自分で
やり直した事もありました。
それがその都度ちゃんと復活してくれ、一番愛着があった機械。
最後は空圧を制御するソレノイドバルブがダメになり、
交換を考えて部品の発注までしたのですが、
各所から僅かなエア漏れがあった事もあり、
流石にこの辺りでお勤めご苦労様とさせて頂きました。
昭和59年製。
人間に例えると80歳現役と言ったところでしょうか。
38年も同じ機械を使う畳屋さんなどなかなか居ません。
解体中、最初の頃キツかった仕事の記憶などが幾つも頭を過ぎり、
相棒との別れの儀も十分に行えたと思います。
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2022.08.27
縁付き畳_236
先日、古いお宅の畳を新調させて頂いたのですが、
既設の畳の下に敷かれていた新聞紙の日付は昭和44年。
53年敷かれていた畳がこちらです。
琉球畳です。
近年では、大分県の国東半島に数名の生産者しかいない
希少で高価な畳素材です。
イグサではなく、水辺に生息している真菰や茅のような
水草の類(カヤツリ草)だから丈夫なんですね。
最近の新築物件の縁なし畳は、99%がイグサの目積表です。
本琉球を指定される方は、余程こだわりを持たれる方でしょう。
少しゴツゴツした、しかし爽やかな感触は独特です。
畳職人ですので、どうしてもその作り方を見てしまいます。
5年前から「畳製作技能士」という、畳職人の国家資格
の試験問題を検討する、中央技能検定委員という職務に
携わらせて頂いておりますが、この琉球畳の製作方法は
試験問題に出ることもあります。
特徴的な、確立された畳として認知されているのです。
琉球畳は、関西と関東で、少し作り方が異なりますが、
特に「板入れ」という作り方をする場合は、結構難しいです。
琉球畳の特徴は、ゴザの端を畳の裏側に回して、
縫っていく向きに流しながら巻き込んで縫いつけます。
やってみると分かるのですが、最初巻き込む角の所は
草がない為凹んでしまいます。
見るとちゃんとそこには当て藁が入れてあります。
細かい間隔で手慣れた感じで手縫いがされていました。
縫い糸も、所々切れてはいますが、指をかけて引っ張ると
ピチッと音がする程、まだ締まっていて緩みがありません。
手間をかけた仕事を見ると、いつも
「お前には作れるのか?!」と言われている気がします。
製作者は不明ですが、リスペクトの念を抱いて
処分させて頂きました。
使用畳表 : ダイケン和紙銀白若草色
新調した畳は
撥水、丈夫、色変わりなし、和紙、断熱畳床。
お客様の選ばれた令和時代のニーズでした。
畳も進化しています。
古くからの伝統素材と最新素材
どちらも「畳」なんですね。
既設の畳の下に敷かれていた新聞紙の日付は昭和44年。
53年敷かれていた畳がこちらです。
琉球畳です。
近年では、大分県の国東半島に数名の生産者しかいない
希少で高価な畳素材です。
イグサではなく、水辺に生息している真菰や茅のような
水草の類(カヤツリ草)だから丈夫なんですね。
最近の新築物件の縁なし畳は、99%がイグサの目積表です。
本琉球を指定される方は、余程こだわりを持たれる方でしょう。
少しゴツゴツした、しかし爽やかな感触は独特です。
畳職人ですので、どうしてもその作り方を見てしまいます。
5年前から「畳製作技能士」という、畳職人の国家資格
の試験問題を検討する、中央技能検定委員という職務に
携わらせて頂いておりますが、この琉球畳の製作方法は
試験問題に出ることもあります。
特徴的な、確立された畳として認知されているのです。
琉球畳は、関西と関東で、少し作り方が異なりますが、
特に「板入れ」という作り方をする場合は、結構難しいです。
琉球畳の特徴は、ゴザの端を畳の裏側に回して、
縫っていく向きに流しながら巻き込んで縫いつけます。
やってみると分かるのですが、最初巻き込む角の所は
草がない為凹んでしまいます。
見るとちゃんとそこには当て藁が入れてあります。
細かい間隔で手慣れた感じで手縫いがされていました。
縫い糸も、所々切れてはいますが、指をかけて引っ張ると
ピチッと音がする程、まだ締まっていて緩みがありません。
手間をかけた仕事を見ると、いつも
「お前には作れるのか?!」と言われている気がします。
製作者は不明ですが、リスペクトの念を抱いて
処分させて頂きました。
使用畳表 : ダイケン和紙銀白若草色
新調した畳は
撥水、丈夫、色変わりなし、和紙、断熱畳床。
お客様の選ばれた令和時代のニーズでした。
畳も進化しています。
古くからの伝統素材と最新素材
どちらも「畳」なんですね。
2022.08.26
物忘れ
何かと忙しくまたこの暑さで、なかなか更新ができません。
お盆を過ぎれば少しは涼しくなるかなと思っていたのですが、
今度は雨が降ったりでカラッとしませんね。
4月から組合のセミナーで、全国を回っています。
前半は九州が中心で、先日は鹿児島に行ってきました。
飛行機が嫌いなので、5時間半かけて電車での移動です。
コロナのこともありますし、いろいろ考えて座席が広く
一車輌の人数も少ない九州新幹線で行くことにしました。
みずほは最速の新幹線、新大阪始発で鹿児島は終点。
新大阪でのぞみ17号から4分後のみずほ607号に乗り換えです。
みずほに乗ろうと思った時に、スマホがない事に気づきました。
運悪くホームも異なり、もうのぞみには戻れません。
すぐに回収しないと鹿児島での連絡等、また帰りの発券など、
よく考えるとスマホがないと何もできなくなっています。
忘れ物センター行きとかになると、受け取るのに時間がかかるし
さてさてどうするか?
とりあえずみずほの車掌に事情を説明して、まずのぞみのスマホを
確認してもらいました。するとあることが確認できました。
何とか途中の岡山や広島駅で駅員さんに預けてもらい、
それを受け取れないものか、と提案してみました。
もし失敗すると私がまた戻らないとダメなので、
のぞみの終点の博多駅で何とかそれをやってみようという事に。
みずほは博多駅が終点ではありませんので、
博多に着いた瞬間外に出て、停車している2分程度の間に
駅員さんを見つけてスマホをもらう段取りです。
いざ博多に到着。外に出ましたが駅員さんが何人もいる!?
焦りましたが、3人目の駅員さんの手に自分のスマホを発見。
発車ギリギリでしたが、再びみずほに乗る事ができました。
物忘れが多くなった最近を象徴するようなアクシデントでした。
これからは気をつけたいと思います。
咄嗟に思いついた方法を実践させてくれた、
JR九州の女性車掌さんには本当に感謝!してます。
セミナーでは30分程、現在の組合活動を報告しています。
中には様々な質問も頂きます。
私は政治家ではありませんが、しかし人の顔つきというのは
手応えが本当に良く伝わってくる事が分かります。
ちょうどこの日は桜島が噴火して、NEWS報道された翌日でした。
会場入口では鹿児島という地を強く感じました。
お盆を過ぎれば少しは涼しくなるかなと思っていたのですが、
今度は雨が降ったりでカラッとしませんね。
4月から組合のセミナーで、全国を回っています。
前半は九州が中心で、先日は鹿児島に行ってきました。
飛行機が嫌いなので、5時間半かけて電車での移動です。
コロナのこともありますし、いろいろ考えて座席が広く
一車輌の人数も少ない九州新幹線で行くことにしました。
みずほは最速の新幹線、新大阪始発で鹿児島は終点。
新大阪でのぞみ17号から4分後のみずほ607号に乗り換えです。
みずほに乗ろうと思った時に、スマホがない事に気づきました。
運悪くホームも異なり、もうのぞみには戻れません。
すぐに回収しないと鹿児島での連絡等、また帰りの発券など、
よく考えるとスマホがないと何もできなくなっています。
忘れ物センター行きとかになると、受け取るのに時間がかかるし
さてさてどうするか?
とりあえずみずほの車掌に事情を説明して、まずのぞみのスマホを
確認してもらいました。するとあることが確認できました。
何とか途中の岡山や広島駅で駅員さんに預けてもらい、
それを受け取れないものか、と提案してみました。
もし失敗すると私がまた戻らないとダメなので、
のぞみの終点の博多駅で何とかそれをやってみようという事に。
みずほは博多駅が終点ではありませんので、
博多に着いた瞬間外に出て、停車している2分程度の間に
駅員さんを見つけてスマホをもらう段取りです。
いざ博多に到着。外に出ましたが駅員さんが何人もいる!?
焦りましたが、3人目の駅員さんの手に自分のスマホを発見。
発車ギリギリでしたが、再びみずほに乗る事ができました。
物忘れが多くなった最近を象徴するようなアクシデントでした。
これからは気をつけたいと思います。
咄嗟に思いついた方法を実践させてくれた、
JR九州の女性車掌さんには本当に感謝!してます。
セミナーでは30分程、現在の組合活動を報告しています。
中には様々な質問も頂きます。
私は政治家ではありませんが、しかし人の顔つきというのは
手応えが本当に良く伝わってくる事が分かります。
ちょうどこの日は桜島が噴火して、NEWS報道された翌日でした。
会場入口では鹿児島という地を強く感じました。
2022.07.05
抗カビ剤の検証
以前より全日本畳事業協同組合から販売されていますが、
畳屋さんが使用するために開発された抗カビ剤があります。
「NKB193ノーカービーい・ぐ・さ」(登録商標)という製品です。
10年ほど前、私が当時事業委員長をしていたのですが、
何か畳屋さんの手助けになるものはないか?と試行錯誤して、
いぐさに生えるカビの研究をされている北九州市立大学の
森田教授に相談。何度も北九州に通いましたが、
先生に多大なるご協力を頂き、組合のオリジナル商品として
デビューさせる事ができました。
少し前に、この嫌な梅雨時の防カビ対策や、
万一カビが生えた時にお客様がご自身で塗布して頂けるよう、
小型の300ccボトル「NKB193-300」を新たに商品化しました。
東海地方は6月14日に梅雨入りしましたが、
今年はNKB193のフィールドテストをしてみようと思いました。
新しい畳表は栄養も豊富ですのでカビの発生が早いです。
今回はお客様のご家庭に敷かれている畳を想定して
6年ほど使用した分厚い上級な国産畳表を使いました。
裏側はまだ綺麗で、これから十分裏返して使える状態です。
↑左側に僅かなカビの発生(7/1)
使われていなかった裏側です。
中央を境に左側はそのまま、右側にはNKB193を塗布しました。
梅雨入りしたものの雨はほとんど降らず、晴れの猛暑続きです。
風通しの悪い地面に近い所に置いてあるのですが、
10日ほど経過してもほとんどカビの発生は認められませんでした。
↑右側はカビで白くなっている(7/3)
7月に入り、台風の発生もあり湿った空気が入って来ると
一気にカビが発生しました。
近づくとこんな感じです。表面は少しネチネチしています。
遠くからだとまだカビを見逃す程度かもしれません。
一方のNKBを塗布した側には全くカビは生えていません。
写真を撮って拡大して見たり、匂いも嗅いでみましたが、
カビは認められません。
森田教授が研究でカビの抑制に極めて高い効果を確認した成分は
ずばり脂肪酸カリウム。
これは石鹸に使用される成分であり、他の成分も含め、
NKB193には人体に有害なものは何も含まれていません。
それでもこれだけの効果
(10分で黒カビ/クラドスポリウムをほぼ100%除菌)
があるのはさすがだと思います。
もちろん、まだこのままにしておいて、この先どうなるのか?
NKBの持続効果は何日?など、検証したいと思います。
今まで使用されてきた表面も、もう一枚のゴザで検証。
こちらは7/3の時点でも、どちらにもカビは生えていません。
畳表は藺草が上下交互に出るよう織られています。
同じゴザであっても、裏側の退色の少ない藺草にはまだ
栄養が残っているからカビが生えるという事です。
もし青々した新しい畳表であれば、とっくにカビが発生し
現在の状況も、もっと酷い事が推測されます。
このカビ剤は当店で販売していますので、ご入用の方は
お問い合わせください。
畳屋さんが使用するために開発された抗カビ剤があります。
「NKB193ノーカービーい・ぐ・さ」(登録商標)という製品です。
10年ほど前、私が当時事業委員長をしていたのですが、
何か畳屋さんの手助けになるものはないか?と試行錯誤して、
いぐさに生えるカビの研究をされている北九州市立大学の
森田教授に相談。何度も北九州に通いましたが、
先生に多大なるご協力を頂き、組合のオリジナル商品として
デビューさせる事ができました。
少し前に、この嫌な梅雨時の防カビ対策や、
万一カビが生えた時にお客様がご自身で塗布して頂けるよう、
小型の300ccボトル「NKB193-300」を新たに商品化しました。
東海地方は6月14日に梅雨入りしましたが、
今年はNKB193のフィールドテストをしてみようと思いました。
新しい畳表は栄養も豊富ですのでカビの発生が早いです。
今回はお客様のご家庭に敷かれている畳を想定して
6年ほど使用した分厚い上級な国産畳表を使いました。
裏側はまだ綺麗で、これから十分裏返して使える状態です。
↑左側に僅かなカビの発生(7/1)
使われていなかった裏側です。
中央を境に左側はそのまま、右側にはNKB193を塗布しました。
梅雨入りしたものの雨はほとんど降らず、晴れの猛暑続きです。
風通しの悪い地面に近い所に置いてあるのですが、
10日ほど経過してもほとんどカビの発生は認められませんでした。
↑右側はカビで白くなっている(7/3)
7月に入り、台風の発生もあり湿った空気が入って来ると
一気にカビが発生しました。
近づくとこんな感じです。表面は少しネチネチしています。
遠くからだとまだカビを見逃す程度かもしれません。
一方のNKBを塗布した側には全くカビは生えていません。
写真を撮って拡大して見たり、匂いも嗅いでみましたが、
カビは認められません。
森田教授が研究でカビの抑制に極めて高い効果を確認した成分は
ずばり脂肪酸カリウム。
これは石鹸に使用される成分であり、他の成分も含め、
NKB193には人体に有害なものは何も含まれていません。
それでもこれだけの効果
(10分で黒カビ/クラドスポリウムをほぼ100%除菌)
があるのはさすがだと思います。
もちろん、まだこのままにしておいて、この先どうなるのか?
NKBの持続効果は何日?など、検証したいと思います。
今まで使用されてきた表面も、もう一枚のゴザで検証。
こちらは7/3の時点でも、どちらにもカビは生えていません。
畳表は藺草が上下交互に出るよう織られています。
同じゴザであっても、裏側の退色の少ない藺草にはまだ
栄養が残っているからカビが生えるという事です。
もし青々した新しい畳表であれば、とっくにカビが発生し
現在の状況も、もっと酷い事が推測されます。
このカビ剤は当店で販売していますので、ご入用の方は
お問い合わせください。
2022.07.01
畳アート 龍の畳
何度もメディアに取り上げられている龍の畳。
同じ岐阜県在住、畳のアーティストとして活動する
山田憲司さんの工房に行ってきました。
Clubhouse繋がりで以前に畳を送ったUSA在住の方が
日本に行くので是非実物を見てみたいとの事でご案内しました。
初めて見る畳アートに感動されていましたが、
彼女はワシントンD.C.で日本の伝統産業のビジネスをされており
何か今後に繋がって行くと良いですね。
山田さんが次にやりたいという畳の素材も見せてくれましたが
そこに注目する?といった感じです。発想が異なります。
今回、私も初めて龍の畳を実際に見させて頂きました。
どうしても同じ職人としての目で見てしまうのですが、
畳表の折り曲げに関しては、非常にうまく曲げられていました。
完成度はかなりなもの。また敷き込み具合もタイトで、
問題なく日常で使用できます。
200〜300ものあらゆる形状のパーツを縁なし畳で作る事など、
到底、私には真似が出来ません。
「畳」が注目される事は、とてもありがたい事です。
是非、これからも頑張って頂きたいと思います。
同じ岐阜県在住、畳のアーティストとして活動する
山田憲司さんの工房に行ってきました。
Clubhouse繋がりで以前に畳を送ったUSA在住の方が
日本に行くので是非実物を見てみたいとの事でご案内しました。
初めて見る畳アートに感動されていましたが、
彼女はワシントンD.C.で日本の伝統産業のビジネスをされており
何か今後に繋がって行くと良いですね。
山田さんが次にやりたいという畳の素材も見せてくれましたが
そこに注目する?といった感じです。発想が異なります。
今回、私も初めて龍の畳を実際に見させて頂きました。
どうしても同じ職人としての目で見てしまうのですが、
畳表の折り曲げに関しては、非常にうまく曲げられていました。
完成度はかなりなもの。また敷き込み具合もタイトで、
問題なく日常で使用できます。
200〜300ものあらゆる形状のパーツを縁なし畳で作る事など、
到底、私には真似が出来ません。
「畳」が注目される事は、とてもありがたい事です。
是非、これからも頑張って頂きたいと思います。