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2012.03.28 縁付き畳_41
新築物件に畳を納品しました。
今は6帖間というのが一番多いのではないかと思います。
畳店にとって、何の難しさもありません。
しかし、どういう具合で敷き込んだかという事になると、畳店によって微妙に
違ってくると思います。
敷き込みの強さ加減について、今はほとんど毎回同じ強さ加減で敷き込む
事ができますが、最初の頃は微妙にきつかったり甘かったりしました。
これは敷き込んだ自分にしか分からない感覚ですが。

12_03_28_02

通常、畳店は5厘(1.5ミリ)単位で寸法を測りますが、
5厘のまた真ん中に寸法がある時がしょっちゅうあります。
もし5厘単位にする場合、例えば1.25という単位を1.5か1.0にしなければ
ならなくなります。
畳が2帖並ぶ場合、最大0.5(0.25×2)という誤差ができる事になります。
5厘小さくなると、畳同士の間に隙間ができるわけです。
幅方向に5厘大きいと、畳表が湾曲して上に膨らみます。

12_03_28_01

私は特に新畳を作る時、これがいやで、結局寸法を1厘単位で採寸するように
なりました。
畳製作には、必ず誤差が発生します。
採寸・畳床の裁断・畳表の裁断等、製作過程で何度も裁断をしなければなりません。
「そんなに正確に測っても、製作段階で誤差ができるから意味がない。」と、
ある畳店の方に言われた事があります。
しかし、だからこそ、最初の採寸は正確に行う必要があるのだと思います。

畳は普段使用していると、框の角がへこむので、どうしても隙間ができます。
だから新畳は、少しきつく敷き込めるように作らなければなりません。
楽に敷き込めるように、寸法を小さめに作る畳店の方もいるようですが、
最初から並べて入ってしまうような畳は最悪です。

先代に言われた事があります。
「寸法は正直だ。」
少しの誤差が、敷き込む時の感覚に現れてきます。
最近、つくづくそう思います。

今回使用した縁 暮四季I No.190
kurashiki1_190

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