FC2ブログ
お世話になっている方が新築され、縁なし畳を納品しました。
畳表はダイケンの綾波。
この畳表、普通の目積表と比べて織り方が違い、和紙が斜めに走っています。
そのため湾曲が激しく筋がまったく通っていません。

13_07_29_01.jpg

この湾曲した状態が本来あるべき形とは思えませんので、手で解し、出来る限り
筋を真っ直ぐに矯正して畳床に縫い付けます。

13_07_29_04.jpg

またやっかいなのは、この種の和紙表は天然藺草のように芯がスポンジ構造でない
ため、製織する時に打ち込む(詰めて織る)事ができません。
ですからサイズに合わせて切断すると、止めどなく解けてきてしまいます。

13_07_29_02.jpg

縁なし畳製作の重要なポイントである角も、うまく加工しないと四角になりません。
しかしあまり尖がっていても靴下などがひっかかり、和紙が1本ずつとれたり
します。何度も指先で触り、少しだけ表面をなめらかにします。
これらをクリアし、なおかつ畳の寸法とカネ(角度)が正しく作られていれば、
畳の角が交わる四ツ井は、バシッと揃うはずです。

13_07_29_06.jpg

清流などと比べて、斬新な織り方に変化があって良いです。
ただ、他の和紙畳表よりも確実に製作時間がかかりますが。

13_07_29_05.jpg
使用畳表:ダイケン綾波(銀白色)

スポンサーサイト