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2015.06.28 アートフェア
アートフェアに行って来ました。
年に2回、美術倶楽部に加盟している美術商が出展しています。
今回は32店が出展されていました。
これだけの店を一度に回って見る事は不可能ですので、
そういう意味では貴重な展示会と言えます。

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オークションが開かれていました。
良さそうな物を見ていると、一緒に行った友人が「これ欲しい!」
初めてでしたが入札してみました。
ヤフオクなら評価は1000近いのですが、こういう形式は初めてです。

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締め切られるとすぐに結果発表。
他に入札者はなく、最低落札価格にて入手できました。

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落札したのは松尾流先々代の不染斎自作の茶灼。
不染斎宗匠は本当に好みが良く、すばらしい美意識の持ち主。
流儀を超えて、不染斎の名は広く茶人に知られています。
かつて私の祖父がとても好意にして頂いたお家元。
おそらく二人とも茶道具にどっぷりだったと思います。
今はなき長良川の畔にある旅館で、いつも宗匠は依頼された
道具の箱書きをされていたそうです。
旅館の娘さんに聞いたのですが、いつも祖父が一緒だったので、
宗匠が商売(畳店)の事を心配されていたそうです。
(やるな先々代!)

小学校に入る頃まで、私は祖父と一緒に寝ていました。
相当なおじいちゃん子でした。
27の時からお経を習ったのも、祖父に頼まれたからです。
私を2畳の茶室に呼び、薄めたお抹茶を点ててくれました。
しかし必ずお茶碗とお菓子は畳の目の数を数えて置くよう
厳しく言われたのを覚えています。
しかし祖父の偉大さを聞かされたのは
祖父が亡くなってからでした。
私が師と仰ぐ先代ですら、祖父には敵わないと言ってました。
私の中に流れている茶と畳の遺伝子は、父を介した祖父のもの
ではないかと最近強く思います。

銘は初霜。
秋深まった頃、この茶灼で一服頂きたいものです。

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